HIPHOPは色んな音楽ジャンルの要素が混ざる事があり、さまざまなビートが利用されていますが、皆さんはいくつご存じでしょうか。
今回はHIPHOPで利用されるビートの種類についてサブジャンルも含めて解説していきます。
目次
HIPHOPのビートの種類
あげたらキリがないですが、有名どころをアルファベット順で解説していきます。
AfroBeats/アフロビーツ
ルーツは、アフロビートやガーナのハイライフ、ナイジェリアのジュジュなど、アフリカの過去のポップミュージックだが、これらアフリカの伝統的な音楽と現代のラップ音楽を融合させたジャンルです。
フランス人のラッパーによって作られたジャンルで、フランス語のラップがアメリカのトレンドに影響されすぎていると批判したことが始まりです。
AfroDrill/アフロドリル
HAZEYを始めに、日本ではJUMADIBA、kZmの”DOSHABURI”で一躍有名となったサブジャンル。
キャッチーなビートは半年前からUKを始めに、クラブシーンのトレンドになった。
Boom Bap / ブーン・バップ
ヒップホップの古典的なドラムパターンである音が、そのままジャンルの名前となりました。
ヒップホップ黎明期を支え、今も尚人気が健在しているビートがBoom Bapです。
Cloud Rap / クラウド・ラップ
“Based God” を名乗るLil Bが生み出していたユラユラと宙に浮いているようなビートを由来として2010年に生まれました。
A$AP Rockyもこのジャンルを象徴するアーティストです。
スローテンポなものが多く、HIPHOPだけどオルタナティブな雰囲気を感じさせる蔵人好みのジャンルです。
Detroit Frint/デトロイトフリント
その名の通りデトロイトのローカル発祥ですが、今やメインストリームに流れているサブジャンルです。
基本的にBPM180以上で、ダークなピアノメロディーに、アシッドベース、808の連打などが特徴的な殺伐としたビートを利用しています。
また高くて軽い音のスネアや特徴的なパーカッションなど、癖になるビートです。
Drill / ドリル
元は2010年頃からシカゴで生まれた「Drill」というジャンルが始まり。シカゴ出身のChief Keefや故Fredo Santana等が、同郷のビートメイカー(Young Chop等)の作るサウンドに暴力的なラップを乗せた「シカゴのギャングスタラップ」の総称です。
Brooklyn Drill / ブルックリン・ドリル
「シカゴ・ドリル」が、イギリスに渡りグライムと融合することで「UKドリル」へと進化しましたが、そのサウンドを用いた若いNYのラッパー達がイギリス人ドリル・プロデューサー達と交流をすることで生まれました。
Chicago Drill / シカゴ・ドリル
「シカゴ・ドリル」は、2011年頃にシカゴ南部でトラップの影響を強く受けて生まれたサブジャンルで、どちらのサウンドもディケイの長いベースラインを兼ねたキックと32分で細かく鳴るハイハットを多用している。「トラップ」はドラッグビジネスのダーティな側面を取り上げる傾向が強く、「シカゴ・ドリル」は銃による暴力やギャング抗争をテーマにすることが多いです。
UK Drill / UK ドリル
この「Drill」が、2012年頃からネット等を介してロンドンに広まっていきます。そうして生まれたのがUK Drill。
このジャンルは、Central Ceeなどの影響で世界的に有名になりました。
Brooklyn Drill / セクシードリル
DrakeやCash Cobainが流行を作った穏やかでしっとりとしたDrill。
Grime / グライム
21世紀初頭にイーストロンドンの公営住宅団地で発祥したハードでアップテンポなエレクトロニック・サウンドですが、ヒップホップの括りに入るのかという議論がこのサブジャンル誕生以来現在もされています。
Garage / ガラージ
ダブステップのリズムを軸とする、UKのダンスミュージック色が強いジャンル。
平成初期にPOPSで、日本のメインストリームで多用されるようになる。(m-froや宇多田ヒカルなど)
リバイバルで近年日本のHIPHOPシーンにも出てき始めていた。Yvng PatraやDaichi Yamamoto、Tade Dustなどが挙げられる。
Hyper Pop/ハイパーポップ
「トラップ」から派生したフューチャー・ベースに強い影響を受けているジャンルです。
日本でも、LEXなどの影響で強い人気を持つ。
Rage/レイジ
レイジ ラップ (レイジ ラップ、レイジ ビート、または単にレイジとも呼ばれる) は、トラップ ミュージックのエネルギッシュなサブジャンルです。短く反復的なでEDM のようなループシンセサイザーのリードとフック、そこに基本的な「トラップ」のドラムズが打ち込まれています。
欲しいHIPHOPのビートを全て探す方法
このように、HIPHOPにはさまざまなビートを使ったさまざまなジャンルが存在します。
今回紹介したジャンル以外にもたくさんのジャンルが存在し、毎日たくさんの楽曲が生み出されています。
自分の制作したい楽曲のジャンルごとに、必要となってくるビートも人それぞれ違うと思います。
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まとめ
今回はHIPHOPのビートのジャンルについて解説しました。
多種多様なジャンルがあり、それぞれの特徴を活かした楽曲が日々生まれています。
自分が欲しい、制作したいビートをいつでも手に入れられる国内初のサービスとしてTOPLEASEも紹介しました。
自分にとってメリットのある方法で理想の音楽活動を実現して欲しいと思います。
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